総合旅行業務取扱管理者に一発合格!私の勉強法と活かし方

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試験合格証

この記事でわかること

この記事では、総合旅行業務取扱管理者試験に一発合格した私が、実際に行った勉強法や試験当日の様子、モチベーション維持のコツを詳しく紹介します。これから試験を受ける方や旅行業界に興味のある方の参考になれば幸いです。

総合旅行業務取扱管理者とは

平成17年4月に旅行業法が改正され、資格の名称が「一般旅行業務取扱主任者」から「総合旅行業務取扱管理者」に変更されました。ただし、一般旅行業務取扱主任者試験の合格者は総合旅行業務取扱管理者試験の合格者とみなされます。現在の英語表記はCertified General Travel Services Managerです。

一般旅行業務取扱主任者を目指したきっかけ

子供の頃から、暇さえあれば国鉄監修の日本交通公社(現在のJTB)時刻表を眺め、空想で旅行計画を立てるのが好きでした。乗り物や地理に興味があり、中学生の頃には「いつかは旅行に関する仕事をしたい」と思うようになりました。その後、この資格の存在を知り、目指すことを決めました。

1987年頃、JR監修の日本交通公社の時刻表に国際線のダイヤが掲載されるようになり、飛行機好きだった私はさらに興味を広げました。当時は成田空港に飛行機写真撮影に通っており、そこから一般旅行業務の分野に関心を持つようになりました。

注) 日本交通公社=現在のJTB

勉強方法

通信教育を活用した理由

書店で参考書を購入したものの、疑問点が解消できず、通信教育講座を受講しました。私が選んだのは当時のトラベルジャーナル専門学校(現在のホスピタリティ ツーリズム専門学校)です。

アナログな学習法の効果

当時はネットが普及しておらず、課題は郵送で提出。添削された答案が返送される形式でしたが、丁寧な解説で理解が深まりました。

どんなスケジュールで学習を進めたか?

受験したのは1995年。当時は阪神・淡路大震災が発生した年でした。

学習開始は同年2月。通学の移動時間や休み時間を利用してテキストを読み込み、毎日1~2時間の学習を続けました。

参考書は?

支給された通信教育講座テキストの他、時刻表は生きた参考書として非常に役立ちました。目的地に行くつもりで在来線と新幹線の乗り継ぎ割引を計算したり、国際線航空会社の 2レターコード や 空港の3レターコード を覚えたりすることで、楽しみながら知識を増やしました。

試験までの過ごし方

学習時間の確保を意識しながらも、息抜きも大切にしました。夏休みには上海や北京へ1週間ほど旅行し、勉強から離れてリフレッシュしました。

試験直前には、試験対策の総仕上げとしてスクーリング講座を受講しました。会場は東中野にあるトラベルジャーナル専門学校の校舎で、同じ目標を持つ仲間と学ぶことで良い刺激を受けました。

どのような科目が出題されたか?

現在の試験とほぼ同じ内容でした。通信教育講座のテキストでは旅行業法およびこれに基づく命令から学習を始めましたが、個人的にはこれを最も覚えるのが大変でした。

その他、宿泊料金計算では個人的に苦手な大人と子供の組み合わせ入湯税を克服しておいたので救われました。
また、JR線の運賃計算は、自分が旅行するつもりで乗り継ぎ割引を計算(例えば、東京から長崎へ行く場合、東京~新大阪は東海道新幹線、新大阪~長崎は寝台特急あかつき利用や、上野から稚内へ行く場合、上野~青森は寝台特急はくつる、青森~函館は快速海峡、函館~札幌は特急北斗、札幌~稚内は急行利尻)をして楽しみながら行いました。

現在は幹線の一部が第三セクターへ移行したり、乗り継ぎ割引廃止等で、影響で当時と比べると複雑になっていると感じます。

試験当日の様子

試験会場は早稲田大学(高田馬場)でした。私の座席は前方だったため、周囲を気にせず問題に集中できました。
受験者の年齢層は20代~60代くらいで、幅広い世代の人が受験していました。

モチベーション維持の工夫

周囲の知人に受験を宣言し、「落ちるわけにはいかない」というプレッシャーをかけました。そのおかげで必死に勉強し、一発合格を達成しました。

資格取得後の活用例

旅行業界で働く機会はありませんでしたが、この資格を持っていることで資格手当を支給する企業に勤務することができました。
手当は月々1万~1万5千円ほどでしたが、年間にすると大きな金額になりました。

今後の展望

乗り物や旅行が好きな私にとって、この資格は自分の知識の証明となります。
今後はSNSなどで知識や経験を発信していけたらと考えています。

試験の情報・参考リンク

試験の最新情報は一般社団法人日本旅行業協会(JATA)の公式サイトで確認できます。

まとめ

  • 旅行業務取扱管理者は、計画的な学習で合格できる国家資格です。
  • 通信講座や時刻表を活用した学習がポイントでした。
  • 資格取得は手当や転職においても活用できます。

これから受験を考えている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ご質問やコメントがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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