「東京から日帰りで立山黒部アルペンルートは可能?」「混雑状況や乗り物のリアルな様子が知りたい!」


そんな方に向けて、本記事では2018年夏に筆者が実際に日帰りで訪れた体験をもとに、立山黒部アルペンルートの楽しみ方を詳しくご紹介します。
乗り物ファンの視点から、鉄道・バス・ケーブルカー・ロープウェイなどの見どころや注意点も解説します。
アルペンルートとは
富山県立山町の立山駅から長野県大町市の扇沢駅までを結ぶ山岳観光ルートです。北アルプスを貫き、四季折々の自然を満喫できます。
行った時期
2018年8月下旬の平日
アルペンルートで使用した切符
- 【立山 → 扇沢】平日割WEBきっぷ おとな7,480円(立山駅から扇沢の片道タイプ。立山駅10:00発の立山ケーブルカー100便指定)*当時価格
- 【電鉄富山 → 立山】富山地鉄乗車券(おとな1,200円) + 特急券(210円)
- 【扇沢 → 長野】アルピコ交通バス(当日購入)
- 【東京 ↔ 富山、長野 ↔ 東京】JR北陸新幹線(往復)
持ち物リスト
- 折り畳みパーカー(標高が高いため気温差あり)
- 折り畳み傘(急な天候変化に備えて)
- 水(道中で購入可能だが価格が高め)
東京~富山~立山
東京~富山(北陸新幹線)
東京発(06:16) → 富山着(08:32)
北陸新幹線「かがやき501号」に乗車。
富山では乗り換え時間が30分弱でしたが、乗り物ファンとしてはご当地交通機関の記録は必須!
駅前に出て富山地鉄バスを撮影。昔の都営バスに似た雰囲気がありました。


富山発(09:02) → 立山着(10:00)
富山地方鉄道の10030形(元京阪特急3000系)で立山へ。 途中駅で17480形(元東急8590系)とすれ違いました。
また、16010形(元西武5000系レッドアロー)も運行されており、鉄道ファンにはたまらない路線です。
立山駅は標高が高く、富山駅と比べると涼しく感じました。急な天候変化に備えて、折り畳みパーカーがあると便利です。
ここで切符を引き換えて、いよいよアルペンルートへ!


立山黒部アルペンルートの移動手段と所要時間
立山駅~美女平(立山ケーブルカー)
- 発車時刻:10:00発(100便)
- 所要時間:約7分
- 混雑状況:混雑しており、外の景色はあまり楽しめなかった。
- 座席情報:立山駅出発から見て右側の座席が良さそう。
- 貨車:ホームの手前に連結されているのは荷物運搬用。


美女平~室堂(立山高原バス)
- 発車時刻:10:20発
- 所要時間:約50分
- 車両:日野セレガのハイブリッド車。旧式のセレガもあり興味深い。
- 座席情報:座席定員制のため、必ず座れる。
- 観光案内:テープ放送があり、一部区間で徐行しながら名所を紹介


室堂~大観峰(立山トンネルトロリーバス)
- 発車時刻:11:15発
- 所要時間:約10分
- 特徴:2025年4月から電気バスに変更。当時はトロリーバス特有の走行音を楽しめた。


大観峰~黒部平(立山ロープウェイ)
- 発車時刻:11:30発
- 所要時間:約7分
- 混雑状況:やや混雑していたが、景色は十分楽しめた。
- 展望:晴れており、大観峰駅からの景色が素晴らしかった。


黒部平~黒部湖(黒部ケーブルカー)
- 発車時刻:12:00発
- 所要時間:約5分
- 混雑状況:やや混雑。トンネル内走行のため車窓は楽しめない。


黒部湖~黒部ダム(徒歩)
- 道中の見どころ:かつて運行されていた黒部湖の遊覧船(2024年廃止)
- ダムの展示物:ダム放水、コンクリートバケット、25tケーブルクレーン等
- 休憩スポット:土産物店や食堂があり、休憩に最適




黒部ダム~扇沢(関電トンネルトロリーバス)
- 発車時刻:13:00発
- 所要時間:約16分
- 座席情報:進行方向右側の座席を選ぶと、対向車とのすれ違いを楽しめる。
- 運行変更:2019年4月以降は電気バスに変更。


扇沢~長野~東京
扇沢~長野(アルピコ交通 特急雷鳥ライナー)
- 発車時刻:13:30頃発
- 車両:比較的新しい日野セレガ。一方、信濃大町行きは少し古いセレガだった。
- 途中停車:信濃大町駅
- 混雑状況:渋滞がなく、スムーズに長野駅東口着。


長野~東京(北陸新幹線)
- 発車時刻:16:16発(はくたか568号)
- 混雑状況:北陸新幹線は「かがやき」の方が通過区間が多く空席が多い場合があるが、はくたかは停車駅が多いため乗車率が高い。はくたか568号は大宮までほぼ満席状態だった。


まとめ・感想
乗り物好きにはたまらないアルペンルートの旅でした。特に、トロリーバスやロープウェイは貴重な体験でした。
観光シーズンは混雑するため、WEBきっぷや新幹線等は早めの予約をおすすめします!
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